京都からすま和田クリニック 和田洋巳の相談室

がん専門医の和田洋巳が40年近くのがん治療の経験で感じた「がんが住みにくい体づくり」について書いていきます。そのほか興味深いがんの症例やがんを防ぐ基礎知識など。

肺がん

イレッサは肺がんに効果があるのか

肺がんの分子標的薬イレッサについて調べるため このブログにくる人がときどきいるようです。 イレッサによる治療について、 私の患者さんの症例も交えつつ説明してみます。 ◆ 新聞を賑わせた分子標的薬 イレッサは、2002年に日本で医薬品として承認され…

食事とライフスタイルの改善で肺がんがおとなしくなった女性Kさん(58歳)

今日は、初期の肺がんが発見されたKさんが、 食事やライフスタイルの改善を行ううちに どのような変化があったか、 血液の変化を追いながら見てみたいと思います。 「からだ力」が上がるにつれ、 リンパ球数が増え、好中球の数が減っていくようすを、 グラ…

漢方薬「天仙液」によって「からだ力」が向上した末期肺がんの女性(73歳)

今日は、漢方薬を使いながら体調を改善した ステージ4の肺がんの患者さんの症例を紹介します。 この方は、余命2,3ヶ月と宣告されてから 私のクリニックにやってきたのですが、 抗酸化力や免疫力を高める治療を併用するがん治療により、 9ヶ月間生きられ…

「からだ力」を高める治療法により症状が安定した肺がんの女性(63歳)

今日は、抗がん剤(分子標的薬イレッサ)の量を減らしながら、 自然食などで体調を改善した肺がんの患者さんの症例について説明します。 少量の抗がん剤以外は、サプリメントや自然食などのシンプルな治療法だけで 元気に生活しています。 この患者さんは6…

食事療法によって腫瘍が小さくなった進行性肺がんの男性(59歳)

甲田療法という食事療法によって進行性のがんを縮小させたYさんについてお話ししましょう。 甲田療法は、飢餓療法の一種で、一時的に栄養状態を落とすことでがん細胞の成長を抑えるという治療法です。Yさんは、50歳でがんが発見された当時は、5年生存率…