京都からすま和田クリニック 和田洋巳の相談室

がん専門医の和田洋巳が40年近くのがん治療の経験で感じた「がんが住みにくい体づくり」について書いていきます。そのほか興味深いがんの症例やがんを防ぐ基礎知識など。

「がんに負けないからだをつくる」アマゾンレビュー

この6月に発売をさせていただきました、私の新著「がんに負けないからだをつくる」アマゾンの内容紹介は以下のようになっております。 肺がんの権威が、食生活を変えることで体質改善を行い、 免疫力を高めることこそがん治療の根本だと説く。著者が提案する…

「第7回―がんを招く生活2―」

今回は、患者さんのご紹介です。前回お話ししたように、生活の中での大きな“ゆらぎ”ががんを招きます。そんなゆらぎの大きい生活の典型をしてこられた方です。40歳のまだ若い、ちょっとヤンキーみたいな美容師です。がんが胸の中に広がり、水が溜まるがん性…

「第6回―がんを招く生活―」

前回までIGF-1を止めるための2つの方法を説明してきました。今回は、生活習慣がなぜ体にがんを招いてしまうのか?少し難しいですが、物理学の側面から説明をしてみたいと思います。人の体の中、それは非線形でできています。非線形とは線形ではない、という…

「第5回―IGF-1を止める―」

前回は、乳製品と甘いものとIGF-1の関係について実例をもとにお話ししました。今回はそのIGF-1を止めるもう一つの方法の紹介になります。 まずはこちらの症例を見てください。 リンパ節に多数転移している肺がんで、手術を受けられて、「あなたは再発します…

「第4回―乳製品と甘いもの―」

今回は、乳製品が大好きで糖尿病でもある患者さんの実例をご紹介したいと思います。前回ブログ記事を参照しながら読んでいただければと思います。この患者さんは当時77歳で、もともと糖尿は境界型でしたが、牛乳が大好きで甘いものを毎日摂っているという、…

「第3回―がん細胞〜牛乳の功罪―」

今回は、前回に引き続き、がん細胞の特徴についてです。日常生活で、非常に頻繁に目にする乳製品。牛乳、チーズ、ヨーグルトなどが実はがん細胞を活性化させてしまうのだということを皆様にぜひ知っていただきたいと思います。がん化した細胞で活性化された…

「第2回―がん細胞の特徴―」

前回、患者さんの一例をご紹介させていただきました。今回は、がん細胞はなぜ増殖していってしまうのか?そんながん細胞の性質に迫ります。 今回、一番重要なことは、がんは特別な状況におかれた細胞が、勝手に生き延びようとするために、ある性格を獲得した…

「第1回―天寿を全うするために―」

現代人にとって、がんが体に出来るのはさけようのないもののように思います。がんと診断されれば、つらい抗がん剤治療、患部の切除、そして転移への恐怖におびえていかなければなりません。本当に、これでいいのか?自分もこんな治療を受けたいのか?それが…

第4回特別健康セミナー「がんになりにくい体をつくる」会を横浜にて開催することになりました。平成25年6月29日(土)13:30〜17:45場所は、ヨコハマジャスト1号館 8階 です。今回は、佐藤忍先生、真柄俊一先生、和田和子先生、私が講演を行います。 詳細…

がんになりにくい体をつくる会の特別健康セミナーの第3回目を福岡で開催することになりました。5月18日(土) 13:30〜17:45 場所はリファレンス駅東ビル7階です。真柄俊一先生、藤本勝洋先生、和田和子先生、私が講演を行います。詳細は事務局 電話: 03-6…

4月6日(土)に第2回がんになりにくい体をつくる会のセミナーを開催します。13:30〜17:45 AP大阪駅前で行います。興味のある方は聴きに来てくだされば幸甚です。真柄俊一先生、佐邊壽孝先生、湯浅伸子氏、私が講演を行います。詳細は事務局 電話: 03-62…

一般社団法人『がんになりにくい体をつくる会』を立ち上げることにな

一緒に活動している仲間の方々と一般社団法人『がんになりにくい体をつくる会』を立ち上げることになりました。 来年1月19日(土)東京 13:30 から 17:40 全国町村議員会館(2階)で立ち上げ講演会を行います。 興味のある方は聴きに来て下されば幸甚です…

肉はなぜ身体に悪いのか?

肉が身体に悪いのか? 癌の原因になるのか?とういう話は常に議論の的になる。患者さんを診ていると確かに癌の原因になっていそうだと言う気はするが。 最近そのような目で色々と資料を探したところいくつかのことが見つかった。はじめの論文は1975年のCance…

大腸癌多発肝転移

今日は大腸癌切除後多発肝転移の方のお話です。病状が進行してホスピスを勧められていたが半年後に劇的に肝転移巣が消失し回復しつつある方です。Warburg Effectに基づいた生活指導を併用して効果が出たと思います。 抗がん剤は極めて少量だけ用いました。64…

植物ミネラル(フルボ酸)で分子標的薬の副作用が軽減・消失した。

分子標的薬の副作用は出た方が有効であると言われているが実際には患者に多くの負担を強いている。これら分子標的薬による副作用を当院受診の方はフルボ酸溶液(植物ミネラル)を少量摂ることで改善・消失している。 YY 64歳・男性・肺癌(腺癌)術後 大腸癌術…

レストラン 発酵食膳HOZON

からすま和田クリニックの治療概念で食事を提供するレストランができました。 『レストラン 発酵食膳HOZON』です。 大阪靭公園地下鉄四つ橋線・肥後橋駅7番出口近くです。 自然食材で身体に優しい食事をサーブしてくれます。 塩分制限の必要な方には事前の申…

フルボ酸は以下のように定義されている。 フルボ酸(フルボさん, フルビック酸, fulvic acid)とは、植物などが微生物により分解される最終生成物である腐植物質のうち、酸によって沈殿しない無定形高分子有機酸。土壌や天然水中に広く分布している。 土壌か…

活性酸素を除去するスカベンジャー

発がんの原因となるDNAの変性は、活性酸素によって細胞膜が破壊され、 その中にあるDNAが壊されることによって引き起こされるということは、 すでに説明しました。 がんを防ぐためには、体内に発生した活性酸素を消去すればよいわけです。 そのために…

『活性酸素の話』 永田親義

活性酸素の話―病気や老化とどうかかわるか (ブルーバックス)作者: 永田親義出版社/メーカー: 講談社発売日: 1996/09/20メディア: 新書購入: 6人 クリック: 43回この商品を含むブログ (4件) を見る ◆ 活性酸素からは逃れられない 体内に蓄積するエントロピー…

エントロピーとデトックス

◆ 溜り続けるエントロピー 酸素を呼吸して生きるためのエネルギーを作っている私たちは、 体を錆びさせ、老化や細胞のがん化を引き起こすきっかけとなる 活性酸素が体内に生まれることを避けられません。 これは、酸素という効率のいい物質を用いたことの 宿…

体内に蓄積するエントロピー

◆ 漏れ出てしまった活性酸素 原始地球に生まれた生命体は、 硫化水素をエネルギーとして生きていました。 ところがある時点で、酸素をエネルギーとする 生命体が生まれたのです。 酸素を使うことで、 効率よくエネルギーを生成することができ、 結果として生…

『がんに効く生活』 ダヴィド・S・シュレベール著

がんに関する書籍はたくさん刊行されていますが、 その内容を見てみると玉石混交といった状態です。 このブログでは、私がいいと思った内容の本を ときどき紹介していこうと思います。 今回紹介するのはフランスの著名な精神分析医である ダヴィド・S・シュ…

生命と酸素のかかわり

私たちは、もしも酸素がなかったとしたら わずか数分しか生命を維持することができません。 生きるためにこれほど欠かせない酸素という物質は、 実は、体の中にがん細胞が生まれるメカニズムと 深く関わっているのです。 呼吸によって体の中に取り込まれた酸…

ミトコンドリアとATP

私たちの体の中では、常にATPというエネルギーが作られ、 それによってあらゆる活動が行われています。 前回説明したこの仕組みは、細胞内のミトコンドリアで 起こっているものです。 ミトコンドリア内のクエン酸サイクルでは、 主に水素(H+イオン)が…

クエン酸サイクルと電子伝達系

活性酸素が体によくない影響を及ぼすということを 知っている人は多いと思います。 活性酸素が老化の原因となり、 ひいてはがんができるもとになるということも よく知られてきています。 そのとき体内は何が起こっているのでしょう。 その仕組みについて説…

イレッサは肺がんに効果があるのか

肺がんの分子標的薬イレッサについて調べるため このブログにくる人がときどきいるようです。 イレッサによる治療について、 私の患者さんの症例も交えつつ説明してみます。 ◆ 新聞を賑わせた分子標的薬 イレッサは、2002年に日本で医薬品として承認され…

文化の日にラジオ番組に出演します

今週の木曜日、11月3日の文化の日に FM京都20周年特別番組「KYOTO CULTURE」で がんに立ち向かうからだ力について話をします。 「KYOTO CULTURE」は15:00から16:00の1時間で、 京大松本総長、大野博物館長のインタビューに続いて 私の話が放送されま…

がんを防ぐ長寿遺伝子サーチュイン

現在がんは急激に増えており、 二人にひとりは生涯のうちにがんを患う 可能性があるという時代になってきました。 今日は、がんを防ぐために役立つ サーチュイン遺伝子の話をしたいと思います。 ◆ がん細胞が生まれるメカニズム そもそも、がんはどのような…

検診でステージ1Bの肺がんが発見されたKさんの声(2)

検診でステージ1Bの肺がんが発見された 翻訳家のKさんからの声の後半を紹介します。 Kさんは現在はお元気で仕事も順調だといいます。 これからのご活躍が楽しみです。 >> Kさんからの声の前半はこちらになります。 >> Kさんの血液データなどの症例はこ…

検診でステージ1Bの肺がんが発見されたKさんの声(1)

Kさんは、市の検診でステージ1Bの肺がんが見つかりました。 勉強熱心な翻訳家のKさんは、 がんの治療法や積極的な心構えなど、 がんが見つかっても落ち込むことなく、 前向きに治療に取り組んでいます。 >> >> Kさんからの声の後半はこちらになります。…