京都からすま和田クリニック 和田洋巳の相談室

がん専門医の和田洋巳が40年近くのがん治療の経験で感じた「がんが住みにくい体づくり」について書いていきます。そのほか興味深いがんの症例やがんを防ぐ基礎知識など。

2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

食事とライフスタイルの改善で肺がんがおとなしくなった女性Kさん(58歳)

今日は、初期の肺がんが発見されたKさんが、 食事やライフスタイルの改善を行ううちに どのような変化があったか、 血液の変化を追いながら見てみたいと思います。 「からだ力」が上がるにつれ、 リンパ球数が増え、好中球の数が減っていくようすを、 グラ…

私の新刊の書評が掲載されました

京都に本社がある中外日報という宗教専門紙の新刊コーナーで 私の新刊『がんとエントロピー』を紹介していただきました。 2011年6月23日付の7面です。 私のがん治療のポイントが非常に分かりやすくまとめられています。 中外日報のみなさん、大変ありがとう…

外科手術と化学療法。どちらを選ぶべきか

がん患者さんの中には、手術をせずなるべく 抗がん剤で治療を行いたいという人もいます。 しかし手術と抗がん剤とでは、受け持つ役割がまるで違うのです。 現在、がんの切除手術で期待される効果は、 がんという体内の炎症の塊(つまりこれがエントロピーで…

がん細胞の数と、その数に応じた治療のめやす

この表は、私が考える、がん細胞の数とその数に対応するがん治療法の目安です。 たとえば耳かき一杯くらいの大きさのがん細胞の数は1000万個程度になります。 がん細胞が一億個程度にまで増えると、小指の先ほどの大きさになります。 がん細胞が10億個ほどに…

漢方薬「天仙液」によって「からだ力」が向上した末期肺がんの女性(73歳)

今日は、漢方薬を使いながら体調を改善した ステージ4の肺がんの患者さんの症例を紹介します。 この方は、余命2,3ヶ月と宣告されてから 私のクリニックにやってきたのですが、 抗酸化力や免疫力を高める治療を併用するがん治療により、 9ヶ月間生きられ…