京都からすま和田クリニック 和田洋巳の相談室

がん専門医の和田洋巳が40年近くのがん治療の経験で感じた「がんが住みにくい体づくり」について書いていきます。そのほか興味深いがんの症例やがんを防ぐ基礎知識など。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

講座:こころとからだ〜がんは自分が作ったもの〜5

前回は、治療に対して精一杯向き合うことができるためにも心の持ち方が大事であることをお伝えしました。 今回は少し症例を紹介したいと思います。癌と食事が大いに関係があることは、ブログを読んでいただいている読者のみなさまは良くご理解いただいている…

講座:こころとからだ〜がんは自分が作ったもの〜4

前回まで症例を紹介させていただき、癌の治療には心の働きを無視することはできない、ということをお伝えしました。 今回はその心の働きについて、お話していきます。下の図は、アメリカの細胞生物学者のブルース・リプトン博士の著書です。彼は、遺伝子の働…

講座:こころとからだ〜がんは自分が作ったもの〜3

今回は前回の症例の続きをお話します。紹介した症例の患者さん、大腸癌・多発肝転移で、余命6ヶ月と言われ、私のクリニックに受診に来られました(左図)。 食事指導と、梅エキス・亜麻仁油を摂り、抗癌剤治療を2週に1度受けた結果、4ヶ月後には、転移巣は…

講座:こころとからだ〜がんは自分が作ったもの〜2

前回、新講座をはじめるにあたり、がんの細胞の特徴についておさらいをしてきました。今回はその続きとして症例紹介になります。大腸癌・多発肝転移と診断され、余命6ヶ月と言われ、私のクリニックに受診に来られました。 下左の図は、初診時で、どのような…