講座:こころとからだ〜がんは自分が作ったもの〜4
前回まで症例を紹介させていただき、癌の治療には心の働きを無視することはできない、ということをお伝えしました。
今回はその心の働きについて、お話していきます。
下の図は、アメリカの細胞生物学者のブルース・リプトン博士の著書です。彼は、遺伝子の働きは信念と深く関係しており、信念により変えることができると言っています。
人間の心では、私たちの見えないところでエネルギーが干渉しあっています。つまり心とはエネルギーの重なりであるといえます。
下図は瞑想で骨肉腫を治したというイワン・ゴウラーという方の著書です。彼は、余命3週間と言われた状態から、瞑想を取り入れることで、治癒に成功し、30年以上生存しているそうです。
上記だけを見るとそのメカニズムはよくわからないと思います。下図を見てください。彼が言っていることは瞑想そのものの価値を提案しているのではなく、癌に対する治療への心持ちを提案しています。癌になってしまったことに混乱するのではなく、心を落ち着けて、今、自分が何をすべきかを冷静に考えることを提案しているわけです。
下図は受動的瞑想法についての図です。ご参考にしてください。
繰り返しになりますが、このような心の状態を持つことで、治療に対して精一杯向き合うことができるようになることが非常に重要になってくるということになります。
次回は症例紹介に戻りますが、また追々、心の話はしていきます。