京都からすま和田クリニック 和田洋巳の相談室

がん専門医の和田洋巳が40年近くのがん治療の経験で感じた「がんが住みにくい体づくり」について書いていきます。そのほか興味深いがんの症例やがんを防ぐ基礎知識など。

講座:医食同源・あぶらの話11

今回はαリノレンについてご説明していきます。

αリノレン酸は、多くの植物油で見られますが、それぞれ少量しか含んでいないため必要量を摂取することが難しい物質です。下記は概説になります。

αリノレン酸は、一日約2gの摂取が必要ですが、これが少ないと炎症を誘発することになります。

植物油の中でも、下記に示すようにシソ(エゴマ)や亜麻には多くのαリノレン酸が含まれており、これらの摂取は非常に効果的かもしれません。